9月5日、日本新聞協会は第39回新聞広告大賞を発表。
元広島東洋カープの黒田博樹投手が同じく同僚だった新井貴浩選手の引退に合わせて、2018年11月5日の中国新聞の朝刊に掲載した広告が対象を受賞。
表面はこちら。
新井選手の不振を伝える記事を全体的に配置しながら、左下には毎年オフにおこなっている護摩行の姿、右下には活躍した記事。中央にはさり気なく黒田投手力投の記事!
そして続く裏面は・・・
シンプルながらも新井選手のイラストと「結局、新井は凄かった」と功績を称える力強いデザイン。
表面はミスを取り上げ、裏面は新井選手を称え、ねぎらうメッセージを載せるというユーモアあふれる広告に2人の微笑ましい関係を感じられ、ファンを喜ばせたこと。なんと、広島だけでなく関東でも新聞を求める人が後を絶たなかったらしい。新聞社の資産である過去の新聞記事をそのまま広告として活用したクリエイティブさや、新聞広告の特性を存分に活かせていることが大賞に選出された理由であるらしい。