ユーキャン新語・流行語大賞が発表され、ラグビーワールドカップのスローガン「ONE TEAM」が選ばれました!
同じくラグビーでは、「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」のキャッチフレーズも印象的でしたが、学生団体から企業まで幅広く使いやすく、ラグビーを見ていない人もなんとなく口にしてしまう「ONE TEAM」は新語・流行語大賞にふさわしい言葉であったと思います。
ラグビー日本代表の快進撃は記憶に新しいですが、W杯閉幕後もメディアや日常の至る所で「ONE TEAM」を耳にする機会が多かったのではないでしょうか。結束力を高めるポジティブな言葉として2020年も引き続き使われることが予想されます。
台風による電車の運休を事前に発表した「計画運休」は今後も定着しそうです。ただし、無理に出社しようとした結果、数時間の乗車待ちになってしまう「出社難民」も大勢いたため、是非首都圏の企業には「計画休業」も視野に入れてほしいところです。
「#KuToo」は主に欧米でSNSのハッシュタグとして多く使われたセクハラ・性的被害を告発する「#MeToo」に似せたもの。女性がヒールの高い靴を履くことを義務付けられていることに対する抗議で「靴」「苦痛」を「KuToo」と表現しています。
「闇営業」は世間を騒がせたお笑い芸人の「事務所を通さない営業活動」を「闇営業」と週刊文集が表現したものであり、「直営業」とも言われました。反社会的勢力への営業もあったため「闇」という言葉がフィットしてしまいましたが、一般の社会人における副業のようなものであるため、特に収入の少ない芸人に対しては認めてあげても良いのではないかという意見も多数ありました。「闇営業」と表現してしまうと、どうしてもネガティブなイメージが付きまとってしまうため、「直営業」「自己営業」という言葉の方が適切ではないかと考えます。
その他、「軽減税率」「免許返納」「〇〇ペイ」等は新語・流行語と呼ぶほどではなく、「令和」は内閣への忖度のようにも感じます。「スマイリングシンデレラ」も「ハニカミ王子」「ハンカチ王子」ほどのインパクトもあり、一部の審査員がコメントした通り「不作の年」だったのかもしれません。
「後悔などあろうはずがありません」(元MLB/プロ野球 イチロー選手)
いつも独特の表現・言い回しをするイチロー選手ならどんなコメントをしようとも選ばれないはずもありません。現役時にも多くのイチロー語録を残しましたが、近い将来指導者になってからどんな言葉をファンに届けてくれるのか、楽しみで仕方ありません。