メジャーリーグでプレーした日本人選手の在籍記録のアメリカン・リーグ編です。
チーム別に、どの選手が何年から何年まで在籍していたのかをご紹介します。
※太字の選手は在籍期間中にワールドチャンピオンに輝いています。
※怪我等でDL入りし、メジャーでプレーしていない年も在籍としています。
※マイナー契約で入団し、メジャー昇格の無かった場合は在籍としていません。
※特記事項が無い限り、2023年4月現在の情報です
ナショナル・リーグ編は以下のページです。
アメリカン・リーグ 東地区
ボルティモア・オリオールズ
上原投手が3年間在籍したのみであるため、日本のファンにはなじみの薄い球団かもしれません。
- 上原 浩治 投手(2009~2011年)
ボストン・レッドソックス
「ベーブルースの呪い」で有名なレッドソックスでしたが、2004年に108年間に渡る呪いを打ち破ってからは4回もワールドシリーズを制覇しています。上原投手は日本人初のワールドシリーズ胴上げ投手になりました。また、野茂投手はレッドソックス在籍時に自身2度目のノーヒッター(オリオールズ戦)を達成しています。日本人選手が多く所属してきた球団だが、野手は2023年の吉田正尚選手が初めて。
- 大家 友和 投手(1999~2001年)
- 野茂 英雄 投手(2001年)
- 岡島 秀樹 投手(2007~2011年)
- 松坂 大輔 投手(2007~2012年)
- 斎藤 隆 投手(2009年)
- 田澤 純一 投手(2009~2016年)
- 上原 浩治 投手(2013~2016年)
- 澤村 拓一 投手(2021~2022年)
- 吉田正尚 外野手(2023年)
ニューヨーク・ヤンキース
松井外野手のワールドシリーズMVPは10年以上たった今も日本のファンの記憶に焼き付いています。最も日本のファンの多い球団の一つであり、超一流選手が集まるヤンキースに在籍することは大きなステータスと言えます。
- 伊良部 秀輝 投手(1997~1999年)
- 松井 秀喜 外野手(2003~2009年)
- 井川 慶 投手(2007~2008年)
- 五十嵐 亮太 投手(2012年)
- 黒田 博樹 投手(2012~2014年)
- イチロー 外野手(2012~2014年)
- 田中 将大 投手(2014~2020年)
トロント・ブルージェイズ
川崎内野手が在籍時に明るいキャラクターでチームを盛り上げていたのが日本のファンの印象に強く残っており、2020年時点で唯一のカナダに本拠地を置く球団。2020年からは山口投手が在籍します。
- マイケル中村 投手(2004年)
- 大家 友和 投手(2007年)
- 五十嵐 亮太 投手(2012年)
- 川崎 宗則 内野手(2013~2015年)
- 青木 宣親 外野手(2017年)
- 山口 俊 投手(2020年)
- 菊池 雄星 投手(2022年~)
タンパベイ・レイズ
野茂投手以降の日本人選手は、左打の強打者であることが共通点。2020年からは筒香外野手が在籍。
- 野茂 英雄 投手(2005年)
- 岩村 明憲 内野手(2007~2009年)
- 松井 秀喜 外野手(2012年)
- 筒香 嘉智 外野手(2020~2021年)
アメリカン・リーグ 中地区
ミネソタ・ツインズ
西岡内野手以降、日本人選手は長らく在籍しませんでしたが、2020年2月に前田投手がレッドソックスを含む大型トレードで移籍。西岡内野手の活躍も短かったため、日本のファンにとって馴染みは薄いかもしれませんが、これからの前田投手の活躍に期待です。
- マイケル中村 投手(2003年)
- 西岡 剛 内野手(2010~2011年)
- 前田 健太 投手(2020年~)
クリーブランド・ガーディアンズ
映画「メジャーリーグ」の舞台となった球団(当時クリーブランド・インディアンス)であり、知名度はそこそこありますが、過去に在籍した日本人選手はいずれも在籍期間が短いため、日本人が活躍した印象は薄いかもしれません。70年以上ワールドシリーズ制覇からは遠ざかっています。
1915年から「インディアンス」の名称を使っていたが、アメリカ先住民への配慮から2022年に「ガーディアンズ」に名称変更した。
- 多田野 数人 投手(2004~2005年)
- 小林 雅英 投手(2008~2009年)
- 大家 友和 投手(2009年)
- 福留 孝介 外野手(2011年)
- 村田 透 投手(2015年)
シカゴ・ホワイトソックス
高津投手が入団時に”Chicago is my field of dreams.”とコメントした球団。日本人の多く住むシカゴの街ですが、ホワイトソックスに在籍したのは3人のみ。
- 高津 臣吾 投手(2004~2005年)
- 井口 資仁 内野手(2005~2007年)
- 福留 孝介 外野手(2012年)
デトロイト・タイガース
野茂投手以降、20年近く日本人選手が在籍していません。
- 木田 優夫 投手(1999~2000年)
- 野茂 英雄 投手(2000年)
カンザスシティー・ロイヤルズ
30年間ワールドシリーズ制覇から遠ざかっていた球団ですが、2014年の青木外野手在籍時にあと一歩のところまで迫り、2015年にワールドチャンピオンに輝きました。
- マック鈴木 投手(1999~2001年、2002年)
- 野茂 英雄 投手(2008年)
- 薮田 安彦 投手(2008~2009年)
- 青木 宣親 外野手(2014年)
アメリカン・リーグ 西地区
オークランド・アスレチックス
映画「マネーボール」の舞台となった球団。セイバーメトリクスをいち早く導入し、データを重視してコストパフォーマンスの良い選手と契約するため、全盛期の大物日本人選手を迎え入れたことはありません。これまでの4選手も短期間の在籍でした。過去に3度開幕戦(2008年:レッドソックス戦、2012年:マリナーズ戦、2019年:マリナーズ戦)を日本で開催しています。
- 藪 恵壹 投手(2005年)
- 岩村 明憲 内野手(2010年)
- 松井 秀喜 外野手(2011年)
- 岡島 秀樹 投手(2013年)
- 藤浪 晋太郎 投手(2023年~)
ロサンジェルス・エンジェルス
ロサンゼルスから約40km離れたアナハイムに本拠地を置いているが、2005年以降は「ロサンゼルス」を冠しています。大谷投手が入団したことで、日本人のファンが急増。二刀流として2021年のアメリカンリーグMVPを獲得し、トラウト外野手とともに「球団の顔」になりました。
- 長谷川 滋利 投手(1997~2001年)
- 松井 秀喜 外野手(2010年)
- 高橋 尚成 投手(2011~2012年)
- 田澤 純一 投手(2018年)
- 大谷 翔平 投手(2018年~)
テキサス・レンジャーズ
上原投手・ダルビッシュ投手が在籍したことで日本のファンも増えた球団。2010~2011年に2年連続でワールドシリーズで敗退しています。
- 伊良部 秀輝 投手(2002年)
- 大塚 晶則 投手(2006~2007年)
- 福盛 和男 投手(2008年)
- 建山 義紀 投手(2011~2012年)
- 上原 浩治 投手(2011~2012年)
- ダルビッシュ 有 投手(2012~2017年)
- 藤川 球児 投手(2015年)
- 有原 航平(2021年)
シアトル・マリナーズ
イチロー外野手が長く在籍したことで、日本のファンが最も多い球団の一つ。イチロー外野手は2012年で一度マリナーズを離れましたが、マック鈴木投手が再入団した1998年から2020年まで、20年以上に渡って日本人選手の在籍が途切れたことがありませんでしたが、菊池投手が2022年にブルージェイズに移籍したことで日本人選手の在籍は0になりました。
尚、イチロー氏は「マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター」として球団に籍を置き、若手の指導に注力しています。
- マック鈴木 投手(1996年、1998年~1999年)
- 佐々木 主浩 投手(2000年~2003年)
- イチロー 外野手(2001年~2012年、2018年~2019年)
- 長谷川 滋利 投手(2002年~2005年)
- 木田 優夫 投手(2004年~2005年)
- 城島 健司 捕手(2006年~2009年)
- 岩隈 久志 投手(2012年~2017年)
- 川崎宗則 内野手(2012年)
- 青木 宣親 外野手(2016年)
- 菊池 雄星 投手(2019年~2021年)
- 平野 佳寿 投手(2020年)
ヒューストン・アストロズ
青木外野手が在籍した2017年に悲願のワールドシリーズ制覇を達成しましたが、青木外野手はシーズン途中にブルージェイズ⇒メッツへと連続トレードとなり、残念ながらワールドシリーズに出場していません。
- 松井 稼頭央 内野手(2008~2010年)
- 青木 宣親 外野手(2017年)
以上、日本人選手の在籍記録【アメリカン・リーグ編】でした。
コメント
2023年の更新をおねがいします
あと2022年よりクリーブランド・ガーディアンズに変わっています
MLB好きのおやじ様
コメントくださりありがとうございます。
2023年度版に更新いたします。(インディアンスも修正いたします)