真冬の朝、自動車のフロントガラスが凍結してしまった時に、わずか1分で解凍する方法をご紹介します。特別な道具は不要で、どの家庭にもある物で簡単に溶かせてしまいます。
男性、女性、お年寄り、子供(ガラスに手が届かない子は難しいです)でも1分で簡単にできてしまう裏技ですので、是非お試しください。
もちろん、フロントガラスだけでなく、リアガラス、運転席/助手席すべてのガラスを同じ方法で解凍できます。
真冬の朝のフロントガラス
真冬の朝には、日本では沖縄を除くほとんどの地域で、屋根のない駐車場に停めている車は霜がついてしまい、以下の写真のように車内から車外が一切見えず、運転ができない・・・という経験をしたことある方はたくさんいらっしゃると思います。
筆者の知人に「手っ取り早く溶かすためにお湯をかけた」なんて人もいますが、凍ったガラスには、絶対にお湯をかけてはいけません。最悪なケースでは、温度差に耐え切れずにガラスが割れてしまいます。
筆者の別の知人ですが、スキー場に行って滑った後、車内を温めるためにデフロスターをかけたところ、「フロントガラスに大きな亀裂が入った」という人もいます。
暖かい水や空気は確かに霜を溶かすことができますが、急激な温度変化はガラスを脆くしてしまいますので、くれぐれもご注意ください。
準備するもの
早速本題に入ります。
霜を瞬く間に溶かしてくれる魔法の液、それは除菌アルコールスプレーです。
近年では新型コロナウイルス対策として、アルコールスプレーを常備している家庭は少なくないと思いますが、今回はスーパー等で簡単に購入できるアルコールスプレーを使います。(どのメーカーでも大丈夫です)
事前に準備することは1つだけあります。
アルコールスプレーは購入したまま使うではなく、水で50%に薄めてください。
つまり、アルコール液1:水1の割合になります。
購入したばかりのスプレーだと、アルコール液が満タンで入っているため、半分ほど別の(密閉できる)容器に移してから、水で薄めてください。
解凍開始!
水で薄めたアルコールスプレーをシュッと吹きかけるだけで、下の写真のようにすぐに溶け始めます。
水滴が凍った部分は残ってしまいますが、すぐに溶け始めますので、スプレーの噴射が当たる場所に1回吹きかければ十分です。
続いてスプレーが当たらなかった場所に吹きかけると、以下の写真のように徐々に車内が見えてきます。(水色のひざ掛けが見えてきました)
さらに6~7回吹きかければ、下の写真のように車内がかなり見えてきます(助手席のピンク色のひざ掛けも見えてきました)
さらに反対側も吹きかけると、以下の写真のように霜が完全に溶けました。
合計で約20噴射、時間にして1分で完了です。
下の写真を見ると、ボディや運転席の窓はまだ凍っているのに、フロントガラスだけ溶けたのがよくわかります。
Before / Afterの写真は以下の通りです。
水で薄めたアルコールスプレーを使えば、安全に、一瞬で溶かすことができます。
また、アルコールスプレーは車内に置いておくことも可能なので、例えばスキー場に行ったり、旅行先で凍結してしまった時にもすぐに使えるのでとても便利です。
以上、どこでも購入できる除菌アルコールスプレーを使って、真冬の凍結したガラスを簡単かつ安全に解凍する方法をご紹介しました。是非皆さんもお試しください。
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